第4回目/2/20[水]
OPEN18:45/START19:15〜 |
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「ヴィニシウス・ヂ・モラエスの華やかな男性遍歴?!?!」
ヴィニシウス・ヂ・モライスは、ジョビンらとともにボサノヴァのスタイルを生み出した立役者の一人。「イパネマの娘」は、モライスが作詞しジョビンが作曲。
1960年代には、バーデン・パウエルやトッキーニョら多くのミュージシャンたちと共作し、ボサノヴァに留まらず、サンバや、アフロ・サンバといった土着的な感覚に重きを置いた個性ある音楽作品を送り出した。「ビリンバウ」などがこの時期の代表的な曲。
また、フランス・ブラジル合作の映画である「黒いオルフェ」は、彼が1959年に作成・発表した戯曲である「オルフェウ・ダ・コンセイサゥン」を元に制作されている。
外交官としてブラジルの国連大使を務めるほどのキャリアがあったが、1964年にブラジルのクーデターで軍事政権が発足してからは、左翼的なポリシーの持ち主故に排斥され、「アルコール依存症」を表向きの理由にブラジル外務省から馘首された。以後は晩年まで音楽分野での活動を続けた。
詩才に優れ、数カ国語を操るなど非常に多彩な能力を発揮する一方で、その生涯に9度結婚・離婚を繰り返したほどの「恋多き男」であり、また希代の大酒豪でもあった。気難しい性格で奇行でも知られ、数々の風変わりな逸話を残す。 |
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